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遮熱塗料に効果はあるのか?

執筆者 | 2026年6月7日 | お客様向けコラム, 全てのコラム

暑さ対策として注目される塗料のメリットと、知っておきたい注意点。

近年、夏の暑さが厳しくなり、外壁や屋根の塗り替えを考える際に「遮熱塗料」を検討される方が増えています。

遮熱塗料とは、太陽光の熱を反射し、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える効果が期待できる塗料です。

特に屋根は、夏場に強い日差しを直接受ける部分です。
日中の屋根表面はかなり高温になることがあり、その熱が建物内部に伝わることで、室内が暑く感じやすくなります。

遮熱塗料を使用することで、屋根や外壁が熱を吸収しにくくなり、建物内部への熱の伝わり方を抑えることが期待できます。

では、実際に遮熱塗料の効果はあるのでしょうか。

結論から言えば、遮熱塗料には効果があります。
ただし、「塗れば必ず室内が劇的に涼しくなる」というものではありません。

遮熱塗料の効果は、建物の構造、屋根材、外壁材、断熱材の有無、日当たり、風通し、色の選び方などによって変わります。

たとえば、屋根裏に熱がこもりやすい建物や、日当たりの強い屋根では、遮熱塗料の効果を感じやすい場合があります。
一方で、もともと断熱性能が高い建物や、日陰が多い建物では、体感として大きな変化を感じにくいこともあります。

また、遮熱塗料は室内を冷やす塗料ではありません。
エアコンのように直接冷たい空気を出すわけではなく、太陽の熱を反射して、建物が熱くなりにくくするための塗料です。

そのため、遮熱塗料は「暑さを完全になくすもの」ではなく、「建物に熱をため込みにくくするもの」と考えると分かりやすいです。

特に効果を発揮しやすいのは、屋根塗装です。
屋根は外壁よりも太陽光を受ける時間が長く、表面温度が上がりやすいため、遮熱塗料との相性が良い部分です。

工場、倉庫、アパート、戸建て住宅など、屋根からの熱の影響を受けやすい建物では、遮熱塗料を検討する価値があります。

また、遮熱塗料には暑さ対策だけでなく、建物を守る役割もあります。

塗装工事の本来の目的は、見た目をきれいにすることだけではありません。
外壁や屋根を雨や紫外線から守り、劣化を防ぎ、建物を長持ちさせることが大切です。

遮熱塗料も同じように、屋根や外壁を保護しながら、熱の影響を抑える機能を持った塗料です。

ただし、遮熱塗料を選ぶ際には注意点もあります。

まず、塗料の性能だけで判断しないことです。
どんなに良い塗料を使っても、下地処理や施工が不十分であれば、本来の性能を発揮できません。

高圧洗浄、補修、下塗り、中塗り、上塗り。
一つひとつの工程を丁寧に行うことで、塗料の効果と耐久性が活きてきます。

また、色選びも大切です。
一般的に、濃い色よりも明るい色の方が熱を反射しやすく、遮熱効果を得やすい傾向があります。

もちろん、建物のデザインや周囲とのバランスも大切ですので、機能性と見た目の両方を考えて選ぶことが大切です。

遮熱塗料は、夏の暑さ対策として有効な選択肢の一つです。
しかし、建物の状態や環境によって向き不向きがあります。

大切なのは、ただ「遮熱塗料だから良い」と決めるのではなく、その建物に本当に合っているかを見極めることです。

富士塗工では、建物の状態やご希望を確認したうえで、遮熱塗料が適しているかどうかも含めてご提案いたします。

暑さ対策、屋根や外壁の保護、建物の長寿命化。
塗装工事には、建物を守るための大切な役割があります。

これからの暑い時代に向けて、遮熱塗料はますます注目される塗料の一つになると思います。

遮熱塗料は、建物の暑さ対策と保護を両立できる有効な選択肢ですが、効果を活かすには建物に合った塗料選びと丁寧な施工が大切です。