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仕事ができる人は、段取りが違う

執筆者 | 2026年8月14日 | 職人向けコラム

良い段取りが、仕事の質とスピードを変える。

現場で仕事をしていると、

同じ時間働いていても、仕事がスムーズに進む人と、なかなか進まない人がいます。

その違いは、技術や経験だけではありません。

大きな違いの一つが、

「段取り」です。

仕事ができる職人ほど、作業を始める前の準備を大切にしています。

今日、どこまで進めるのか。

どんな材料が必要なのか。

どの道具を使うのか。

次は誰が、どの作業に入るのか。

天候はどうなのか。

周りの作業との兼ね合いはどうなのか。

仕事を始める前に、少し先のことまで考えています。

段取りが良ければ、

「あれがない。」

「これが足りない。」

「次は何をすればいいんだろう。」

そんな無駄な時間が少なくなります。

必要なものを準備して、

作業の順番を考えて、

次の工程まで頭に入れておく。

それだけでも、現場の進み方は大きく変わります。

そして、段取りの良さは、

仕事の速さだけではなく、品質にもつながります。

時間に追われれば、確認がおろそかになったり、細かな部分に目が届かなくなったりします。

余裕を持って仕事を進めることができれば、

下地処理も、

養生も、

塗装も、

最後まで丁寧に仕上げることができます。

また、本当に段取りができる職人は、

自分の仕事だけを考えているわけではありません。

次に作業する仲間が動きやすいようにしておく。

必要な材料を早めに伝えておく。

作業が重ならないように声を掛け合う。

現場全体を見ながら、

「次に何が必要になるか。」

を考えています。

そういう職人が一人いるだけで、現場全体がスムーズになります。

だからこそ、

段取りができる人は、仲間からも頼られるようになります。

若いうちは、

まず目の前の仕事を覚えることで精一杯かもしれません。

それでいいと思います。

最初からすべてを考えて動ける人はいません。

しかし、仕事に慣れてきたら、

目の前だけではなく、

一つ先を見る習慣を身につけてほしいと思います。

「次は何をするのか。」

「そのために今、何を準備しておけばいいのか。」

この考え方を繰り返していくことで、少しずつ段取りの力が身についていきます。

技術があることも大切です。

仕事が速いことも大切です。

しかし、

仕事ができる職人は、仕事を始める前から違います。

現場を見て、

先を読んで、

必要な準備をする。

その積み重ねが、仕事の質を高め、仲間からの信頼につながり、職人としての大きな成長につながっていきます。

富士塗工は、ただ作業ができるだけではなく、周りを見て、自分で考え、先を読んで行動できる職人を育てていきたいと考えています。

仕事ができる人は、段取りが違う。良い仕事は、作業を始める前から始まっています。