
楽な仕事ではない。でも、技術を身につけた先には、職人だからこそ感じられる誇りがある。
これから塗装職人になろうと考えている人には、仕事の良い部分だけではなく、大変な部分も知った上で、この世界に入ってきてほしいと思います。
塗装職人は、決して楽な仕事ではありません。
暑い日もあれば、寒い日もあります。
細かな作業も多く、安全への意識も欠かせません。
その一方で、経験を積み、技術が身についてくると、この仕事ならではの大きなやりがいも感じられるようになります。
大変なこともある。でも、それ以上に「職人になって良かった」と思える瞬間がある。
それが塗装職人という仕事です。
【やりがい】自分の仕事が形として残る
塗装職人の大きな魅力は、自分が施工した仕事を目で見ることができることです。
古くなった外壁が、自分たちの手によってきれいになっていく。
工事が終わり、足場がなくなった建物を見ると、大きな達成感があります。
何年か経ってその建物の前を通ったとき、
「あの建物、自分たちがやったんだ。」
と思える。
自分の仕事が街の中に残っていくことは、職人ならではの誇りです。
【やりがい】自分の成長を実感できる
未経験で始めた頃は、何をするにも時間がかかります。
道具の名前すら分からなかった人が、少しずつ仕事を覚えていく。
養生ができるようになる。
刷毛やローラーを使えるようになる。
きれいに仕上げられるようになる。
材料について理解できるようになる。
やがて、現場を任せてもらえるようになる。
昨日までできなかったことができるようになる喜びがあります。
経験した分だけ、自分自身に技術が積み重なっていく。
これも職人という仕事の大きな魅力です。
【やりがい】お客様から直接感謝される
工事が終わったとき、お客様から、
「きれいになりましたね。」
「ありがとう。」
と言っていただけることがあります。
自分たちが何日もかけて仕上げた仕事を喜んでもらえる。
その瞬間は、職人として大きなやりがいを感じます。
塗装は建物を守る仕事ですが、その建物には暮らしている人、働いている人がいます。
自分の技術が誰かの役に立っている。
それを実感できる仕事でもあります。
【厳しさ】天候に左右される仕事
塗装は屋外での作業が多いため、天候の影響を受けます。
夏は暑く、冬は寒い。
雨が降れば作業できない工程もあります。
予定通りに現場が進まないこともあります。
体力的に大変だと感じる日もあるでしょう。
特に仕事を始めたばかりの頃は、体が慣れるまで大変に感じることもあると思います。
【厳しさ】見えない部分まで丁寧さが求められる
良い塗装は、最後に塗る上塗りだけで決まるわけではありません。
下地処理。
養生。
清掃。
下塗り。
乾燥時間。
一つひとつの工程を丁寧に行う必要があります。
完成すれば見えなくなる部分だからといって、手を抜くことはできません。
むしろ、見えなくなる部分をどれだけ大切にできるかが、職人の仕事には表れます。
【厳しさ】安全への意識が欠かせない
塗装現場では、高い場所で作業することもあります。
脚立や足場を使用することもあり、道具や材料を扱う上でも安全への意識が必要です。
「いつもやっているから大丈夫。」
という油断が、大きな事故につながることもあります。
自分だけではなく、一緒に働く仲間の安全も考える。
職人には、常に責任ある行動が求められます。
厳しさを乗り越えた先に、技術が残る
最初から仕事の楽しさだけを感じられるわけではありません。
うまくできず、悔しい思いをすることもあるでしょう。
先輩から注意されることもあります。
それでも一つずつ経験を積んでいけば、以前できなかったことができるようになります。
そして数年後には、
「自分には塗装の技術がある。」
と胸を張れるようになる。
その技術は、一度身につければ自分自身の大きな財産になります。
富士塗工では、塗装職人という仕事の良いところだけを伝えるのではなく、厳しいところも含めて知ってほしいと考えています。
簡単だから続けるのではなく、仕事の価値を知り、自分自身の成長を感じながら続けていく。
その先に、本当のやりがいや職人としての誇りが生まれてくるのだと思います。
楽な仕事ではありません。
でも、その先には大きなやりがいと、自分の未来を支える確かな技術が待っています。
