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先輩に怒られることも、成長の一部

執筆者 | 2026年6月17日 | 全てのコラム, 職人向けコラム

厳しさの中に、職人として成長してほしい想いがある。

塗装職人の仕事は、最初から簡単にできる仕事ではありません。

道具の使い方。
養生の仕方。
塗料の扱い方。
下地処理。
現場での動き方。

覚えることはたくさんあります。

最初のうちは、思うようにできないこともあります。
先輩の動きについていけなかったり、段取りが分からなかったり、失敗してしまうこともあります。

そして時には、先輩に怒られることもあります。

「そこ違うぞ」
「確認したか?」
「もっと周りを見ろ」
「次の人が動きやすいように考えろ」

厳しく感じることもあると思います。

でも、それは意地悪をしたいわけではありません。

現場を安全に進めるため。
きれいな仕事を覚えるため。
お客様に喜んでいただくため。

塗装の仕事は、少しの確認不足や手抜きが、仕上がりにそのまま出てしまう仕事です。

だからこそ、先輩たちも真剣です。

特に建設業の現場では、「危ないこと」「雑な仕事」「適当な確認」は、事故や大きなトラブルにつながることがあります。

だから、ダメなことはダメだと教える。
細かい部分まで確認する。
厳しく伝えることもある。

それも、職人の世界では大切なことだと思います。

もちろん、怒られるのは気持ちの良いものではありません。

落ち込むこともあります。
悔しいと思うこともあります。
「向いてないのかな」と考えてしまう日もあるかもしれません。

でも、そこで少しずつ覚えていくことで、できることが増えていきます。

昨日より養生が早くなった。
前よりきれいに塗れるようになった。
段取りが少し分かるようになった。
任される作業が増えてきた。

そうした小さな積み重ねが、自信につながっていきます。

そして何年か経った時、

「あの時、先輩に言われた意味が分かった」
「厳しく教えてもらえてよかった」

そう思う瞬間が出てきます。

実際、職人の技術は、人から人へ受け継がれていくものです。

本や動画だけでは分からない感覚。
現場でしか学べない判断。
細かい気配りや段取り。

そうしたものは、先輩たちから教わりながら身についていきます。

もちろん、ただ怒るだけでは意味がありません。

なぜダメなのか。
どうすれば良くなるのか。
どうすれば次につながるのか。

それを伝えながら育てていくことも、先輩たちの役割だと思います。

富士塗工も、ただ作業を教えるだけではなく、「建物を守る仕事」としての責任や誇りを伝えていきたいと考えています。

最初は誰でも未経験です。

できなくて当たり前。
失敗して当たり前。

でも、一つひとつ経験しながら成長していくことで、少しずつ職人としての力が身についていきます。

怒られることもある。
悔しい思いをすることもある。

それでも、毎日の積み重ねが、一生ものの技術につながっていきます。
以前の「小さな積み重ねが、一生ものの技術になる」という考え方にもつながる内容です。

先輩に怒られることも、職人として成長していくための大切な経験の一つです。