
分からないまま進むより、聞いて理解する。それが成長への近道。
仕事を始めたばかりの頃は、
分からないことがあって当然です。
材料の使い方。
道具の扱い方。
養生のやり方。
塗る順番。
現場での段取り。
職人の仕事には、実際に経験しなければ分からないことがたくさんあります。
そんな時に大切なのが、
「分からないことを、素直に聞けること。」
です。
分からないことがあっても、
「こんなことを聞いたら恥ずかしい。」
「怒られるかもしれない。」
「自分で考えろと言われるかもしれない。」
そう思って、聞けないこともあるかもしれません。
でも、
分からないまま作業を進めてしまえば、
間違ったやり方を覚えてしまったり、
やり直しになったり、
場合によっては事故につながったりすることもあります。
現場では、
分からないことを聞くことは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、
分からないまま進めてしまう方が怖いのです。
成長が早い人を見ていると、
よく質問をしています。
「これは、なぜこうするんですか?」
「この材料は、どういう時に使うんですか?」
「次は何をすればいいですか?」
ただやり方を聞くだけではなく、
「なぜそうするのか」まで理解しようとしています。
この「なぜ」を理解できるようになると、
別の現場でも自分で考えて応用できるようになります。
一度聞いて、
実際にやってみて、
分からなければ、また聞く。
その繰り返しが、少しずつ自分の技術になっていきます。
もちろん、
何でもすぐに人に聞けばいいということではありません。
まずは自分で考えてみる。
昨日教わったことを思い出してみる。
それでも分からなければ、素直に聞く。
この姿勢が大切です。
自分で考える力と、人に聞ける素直さ。
その両方を持っている人は強いと思います。
経験を積んでいくと、
少しずつ聞くことも減っていきます。
そして、いつかは自分が後輩から質問される立場になります。
その時、
自分が先輩から教えてもらったことを、
今度は後輩へ伝えていく。
そうやって職人の技術は、次の世代へ受け継がれていきます。
職人の世界では、
分からないことがあることより、
分からないことを、そのままにしないことの方が大切です。
富士塗工は、分からないことを聞き、教え合い、仲間と一緒に成長できる環境を大切にしていきたいと考えています。
聞くことを恐れず、
学ぶことを楽しみながら、
一つずつ自分のできる仕事を増やしていきましょう。
分からないことを聞ける人は強い。素直に学ぶ姿勢が、職人としての成長を早めてくれます。
